お知らせ

ウールアイテムのお手入れ:ドライクリーニングvs家庭での水洗い

Blog

2024.9.9

秋冬の定番素材、ウール。セーターやコートなど、保温性が高くおしゃれなアイテムが多くありますよね。

しかし、お気に入りのウールの服を長く愛用するためには、正しいお手入れ方法を知っておくことが重要です。

「でも、ウールってクリーニングに出すのが当たり前だと思ってた…」

そんな声も聞こえてきそうですが、実はウール素材の中には、適切な方法で行えば家庭で水洗いできるものもあるんです!

今回は、ウールの特徴を踏まえながら、ドライクリーニングと家庭での水洗いのメリット・デメリットを徹底比較していきます。

1. 知っておきたい!ウールの基本

お手入れ方法の前に、まずはウールの特徴を押さえておきましょう。

  • メリット
    • 保温性が高い
    • 吸湿性・放湿性に優れている
    • しわになりにくい
    • 弾力性があり、型崩れしにくい
  • デメリット
    • 縮みやすい
    • 虫食いの被害に遭いやすい
    • 摩擦に弱く、毛玉ができやすい

これらの特徴を踏まえると、ウールのお手入れで特に気を付けたいのは、 縮み と 風合い変化 です。

2. ドライクリーニング:プロの技で安心・手軽

ドライクリーニングは、水ではなく有機溶剤を使って汚れを落とす方法です。

メリット – 水を使用しないため、縮みや型崩れの心配が少ない – 油汚れに強い – 虫食いを防ぐ効果もある

デメリット – 料金が高い – 溶剤特有の匂いが残ることがある – 全ての汚れを落とせるわけではない

こんな人におすすめ

  • 大切なウールの衣類を安心してクリーニングに出したい人
  • 時間がない、手間をかけたくない人
  • 縮みや型崩れが心配な人

3. 家庭で水洗い:経済的でエコ!

ウールによっては、家庭で水洗いできるものもあります。

メリット – クリーニング代が節約できる – 環境に優しい – 水溶性の汚れ(汗など)を落とすのに効果的

デメリット – 縮みや風合い変化のリスクがある – 正しい方法で行わないと、生地を傷める可能性がある – 時間と手間がかかる

こんな人におすすめ

  • クリーニング代を抑えたい人
  • 環境問題に関心がある人
  • 自分で洗濯することに抵抗がない人

4. 水洗いできる?できない?洗濯表示をチェック!

ウール素材の衣類を水洗いする場合は、必ず洗濯表示を確認しましょう。

  • 水洗いマーク(桶に水が入っているマーク) があれば、家庭で水洗いできます。
  • 手洗いマーク(桶に手が入っているマーク) の場合は、手洗いで優しく洗いましょう。
  • ドライマーク(○にFと書いてあるマーク) の場合は、ドライクリーニングに出しましょう。

5. 家庭で水洗いする時のポイント

水洗いする場合は、以下のポイントをしっかり押さえて行いましょう。

  1. 中性洗剤を使用する
  2. 洗濯ネットに入れる
  3. 水温は30℃以下のぬるま湯を使う
  4. 押し洗いする
  5. 脱水は洗濯機で短時間で行う
  6. 風通しの良い場所で平干しする

まとめ

ウールの衣類を長く愛用するためには、素材の特性を理解し、適切なお手入れ方法を選ぶことが大切です。

ドライクリーニングと家庭での水洗いのメリット・デメリットを比較し、お気に入りのウールの服に最適な方法を選んでみて下さい。

一覧に戻る